読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さんじゅうろうの覚え書き

不治の中二病を患っている中年男『さんじゅうろう』の他愛のない覚え書きです。10年後には立派な黒歴史になっているかもれしない。

【漫画】僕の週刊少年◯◯を振り返る・最終回~漫画雑誌を読もう~【全5回シリーズ】

【スポンサーリンク】

はじめに

やたらと長い前回までの記事を読んでいただいた方、本当にありがとうございます。そしてこの回から読んで頂いている方、もし、お時間がありましたら、前回までの記事もご覧になって頂けたら嬉しく思います。今回の『僕の週刊少年◯◯を振り返る』という企画は、漫画が好きだった少年時代から青年時代までの週刊少年漫画の変遷を思い出したり、資料を活用しながら書き上げてみました。

今回『私の場合』と言う、一つの例を週刊少年漫画雑誌を挙げることによって書かせてもらいましたが、皆様の世代や性別がたとえ違ったとしても、そんな週刊少年漫画・少女漫画などの思い出が心の何処かに残っているかと思います。

実はこの企画をやろうと思うに至ったのには『きっかけ』があります。

 

それは先日、40年続いた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の最終回が掲載されている少年ジャンプを久々に購入した際に、こち亀は分かるが他の漫画が全然わからないと言う状態になっていたことに起因します。

確かに『ONE PIECE』や『銀魂』、新しいところで言うと『僕のヒーローアカデミア』なども漫画は知っていましたが、それはあくまでTVアニメの影響だったり、ネットの話題だったり、途中まで買っていた単行本の影響だったりします。

連載の途中で、いきなり読んでもストーリーが繋がらなかったりとチンプンカンプンで、これには私も『あぁ、自分は漫画好きだと思っていたけど、実は漫画から結構、離れてるんだなぁ』と実感せずにいられませんでした。

そこで漫画雑誌の持つ重要性を再認識するために今回の企画を立ち上げるに至ったわけであります。

f:id:moge1967:20161107061314j:plain

週刊少年雑誌は逐次刊行物に触れる始発点である

定期刊行物、不定刊行物、そのあたりをまとめて『逐次刊行物』と言います。

てれびくんやテレビマガジンなどの児童雑誌、週刊文春週刊朝日などの時事雑誌、もちろん少年週刊雑誌も月刊誌も青年誌も逐次刊行物である。

そんな逐次刊行物、いわゆる雑誌の始発点は『週刊少年雑誌』であったり『少女雑誌』であったりすると私は思います。

てれびくんやテレビマガジンや小学◯年生などの児童雑誌はどちらかと言うと、親が良かれと思い買い与えてくれるケースが多く、それは確かに子供としても定期的に買ってくれるのは嬉しいのだが『自分で買う』という感覚には若干乏しく感じる。

その点、小遣いをやりくりして、あるいは親に自分からねだったりする少年誌には自分の感情や意思が強く介在してくる。そうやって『自分で刊行物を選んで行くこと』を考えると少年雑誌や少女雑誌は逐次刊行物の始発点だと言っても過言では無いと思います。

 

横のつながりが新しい出会いと新しい繋がりを作る

雑誌には明らかに『横のつながり』が存在します。

私の場合を例に出してみると『ドカベン』を読んでいることで、他の漫画を知ることになり、そこから『レース鳩0777』や『すくらっぷ・ブック』などを知り、すくらっぷ・ブックの作者が月刊でも連載を始めると知ると、月刊の方に移り、そこでまた新しい漫画を知る。

そうやって、色々な作品と出会い、更にそれが次の作品を呼び込み、その中で自分の好きなマンガが増えていく。

そういった拡がりを漫画雑誌は与えてくれる。

それを実感したのが、最近の私の本棚に並べられている単行本の数々である。

よくよく見てみると最近の漫画が殆ど並んでいない。

考えてみると最近の数年間、漫画雑誌を読んでいないと言う事が思い当たる。

最後に定期的に読んでいたのは3年程前の『週刊漫画アクション』である。

現在、本棚に並んいる単行本『富士山さんは思春期』(オジロマコト)や『ライジングサン』(藤原さとし)『LOVE理論』(画・水野まさき/原案・水野敬也)などはその時にアクションで連載されていた漫画である。

雑誌という一つの箱の中に箱の中に入っていた多くの作品からチョイスして行くことで、当時もドンドン漫画の幅が拡がって言ったと思います。

多分、これらが単体のみであれば、そのような拡がりはなかったと思います。

パラ見でもチラ見でもまず手にとって見る事で、興味のなかった物に興味が湧いてくると言う訳です。

週刊マンガを読む場所がすっかり少なくなった?

『雑誌を買って読まなくってからは喫茶店などでまとめて読んだ』こんな表現がこのシリーズにはよく出てきたと思います。

そして今、雑誌を見ることが少なくなったと言うのは、そんな喫茶店が極端に減ってきたという事であります。

私のが住んでいる名古屋は喫茶店天国というくらいに喫茶店が多かったが、チェーン店やカフェやコンビニなど……そういった波に押されてドンドン古き良き喫茶店がなくなっていっている。

名古屋でさえそんな状態だから、他の地域もドンドン少なくなって言っているんだろうと思う。昔ながらの喫茶店には週刊少年誌は全誌揃っているのは当然として、青年誌から月刊誌まで取り揃えている場所が多かった。

今だったら『漫画喫茶』とかもあるのでは?そう思う人もいるだろうが、普通の喫茶店と違って漫画喫茶と言うのは何か敷居の高さを感じてしまう。

これは個人的な事なのかもしれないが、普通の喫茶店に慣れてしまうと、漫画喫茶とか本当に落ちつかないのだ。

以前住んでいたマンションの隣が漫画喫茶だったのだが、数年間の内で2回位しか行かなかかった。(まぁ、そこのシステムや環境にも問題があったのだが…)

それにわざわざ車に乗って郊外の漫画喫茶に出かけるというのも気軽さが無い。

本当に環境次第なのだ。今の私の周辺にはそのような環境が無いと言う事なんだが……。

だからと言って、コンビニで立ち読みする中年男性って言うのも見栄えが良いものでも無いしね。

普通に買えば良いのだが、それはそれで今度は処分に困る。

好きならばそんなのもの乗り越えて行くべきだ……言われそうだが、一旦離れると以前ほどのの情熱もなかなか湧くものでは無かったりします。

 

最近はどうやって新しい漫画を発掘していたか?

雑誌を読まなくなって行ったけど、漫画の単行本は『決め打ち』で買っている。そんな単行本はどの様に知るに至ったか?

 

1・演奏作品の後追いで購入するようになった

原作付きのアニメやドラマを通じて、面白そうなものや続きが気になるものを買っていった。

後追いの形である。それでも全然良いんだけど、タイトル決め打ちで購入するので、そのタイトルしか買わないとう言う状況になる。

最近ではアニメ『HUNTER✕HUNTER』がdアニメストアで配信されていた時にたまたま観始めて、それにハマりようやく単行本を揃え始めると言うようなことがある。

それは経済的にはとても良いことなんだけど、漫画読みにとっては如何なものかと思う。

 

2・ネットで話題とかネットの漫画評を参考に

この状態で漫画作品の単行本を買った覚えがない。

確かにとてもおもしろそうな予感はするのだが、既に評論者などのバイアスがかかっている状態だと、いいみち自分が見つけた漫画として心が盛り上がらない。

Amazonの評判を参考にして、気になるゲーム買ったりするのだが、その形で漫画を買ったことはない。

但し例外も存在する『中間管理職 トネガワ』はネットでその存在を知り、『こんなの面白くないわけないジャン』と即購入した。

 

3・本屋で表紙買い

私はコレを以前は得意としていた。表紙を見て『ピンときた漫画』をとりあえず買ってみるとほぼ9割の確立で当たりを引くというものだ。

しかし、それには普段から新しいものに触れている『嗅覚』のようなものが必要なんだと、最近思い知られた。最近はその嗅覚がまったく働かないのだ。

以前の私なら、嫁と買い物がてら本屋に入って、コミックスコーナーを一周して、『これ来るんじゃない?』と来そうな漫画を嫁に無責任にオススメしても、大体当たりを引いていた。

 

ちなみに嫁にオススメするのは少年漫画じゃなくて少女漫画が多い。

少女漫画作者とかあんまり知らないのだが、一見した雰囲気で『ピン』と来ることが多い。

 

記憶に残っているのは『青空エール』の1巻が発売されたばかりの時と『赤髪の白雪姫』が発売されたばかりの時に、表紙を一見しただけで『ピン』と来て、即オススメした覚えがある。

どちらの作品も全然知らなかったが、後に映像化している。

しかし、新しい漫画に触れなくなってからはそういった『良作を見分ける嗅覚』のような物が全然働かなくなった。

 

4・スマホアプリで

私のスマホの中には4種類位の出版社提供のスマホアプリがインストールされている。

 

 

 

 

 

ガンガンONLINE

ガンガンONLINE

 

 

 これらを使ってスマホでマンガを読むことが多くなった。

一番最初にインストールしたのはガンガンオンラインで、アニメ『男子高校生の日常』にハマり、原作が読みたくなってインストールしたのがきっかけ。

ガンガンオンラインでは『ばらかもん』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い』『月刊少女野崎くん』などがお気に入りで、後にアニメ化して更にハマることになる。

ほかにもアニメ化はされなかったが、『第三次性徴期、大塚くん!』(君塚力)は思わぬ収穫。

 

 14歳の頃に事故で意識を失い眠ったままの大塚くんが再び目を覚ましたのはそれから26年後。心は14歳のときのままなのだが体は40歳。

せめて卒業だけはしたいと、40歳の大塚くんは再び中学校に通い始めるというストーリーの基本ギャグ漫画。(全四巻)

各話、ほぼハズレ無しで最高に面白かった。大塚くんの昔の同級生の『風使い』が最高でした。

今はかろうじてこれらのアプリで新しいマンガに触れている。

 

何故新しい漫画を発見しなければダメなの?

これも私の例として効いてほしいのだが、『感性のような物が一気に衰える』のである。

40代も半ばを過ぎると、『これでもいいか…』と惰性を守りに入る自分が存在していることに気がつく。

久しぶりに出会った友人とは決まって『昔の話』しかしないし、普段、家族を会話していても過去の話しかしなくなる、そこに加えて物忘れなどが始まると、そんな過去の話もしなくなるのである。

 

私はそんな自分がとても嫌である。

 

だからその最たる例であるマンガにスポットを当てて見たわけである。

常に新しい発見を求め、それを受け入れていくことによって、自分はまだまだ変わることが出来ると思いたいのだ。

そのためには常に新しいものを取り入れていかないといけない。

これはマンガに限った話では無いと思います。

 

週刊少年雑誌は衰退したのか?このまま終わってしまうのか?

現在2016年の週刊少年雑誌の発行部数はこんな感じだ

週刊少年ジャンプ   2,151,667

週刊少年マガジン       995,017

週刊少年サンデー    330,000

週刊少年チャンピオンは実数を公表していないので推定値になりますが、推定では20万部前後と言われています。

なるほど、ジャンプは絶頂時の3分の1、マガジンは4分の1。サンデーとチャンピオンは創刊初年度あたりの数字まで落ち込んでいます。

ただネットで言われているような『壊滅的な状況』にはまだ至ってないと思います。

少年サンデーが創刊された、1959年、少年チャンピオンが創刊された1969年、言っちゃえば1970年代くらいまでは週刊少年漫画は普通に『子供の読み物』でした。

それが50年以上の歳月を費やし幅広い年代の読み物に変わって行ったのです。

同時に集英社小学館講談社秋田書店以外の出版社が次なる覇を狙って動いているような気がします。

特に次々と中小の出版社を飲み込んでいる大手の角川。

上記の出版社に比べると新しいですが、躍進しているスクウェアエニックス

このあたりがある日突然、週刊少年誌を出してくる可能性はあると思います。

そうなった時、4大少年誌という図式は大きく崩れていくことになるでしょう。

少年漫画の戦国時代が始まるかもしれません。

 

週刊少年誌復活への3つの提案

今の週刊少年誌を復活させる幾つかの方法を考えて見たいと思います。

1・壁村式の採用

少年チャンピオンがその昔にトップに立った頃の編集長・壁村耐三さん方法の中に

『1話完結方式』というものがあります。

ドカベン』など一部の作品を除いて、1話完結を作者に要求しています。

これによって、『いつでも、どこからでも読むことが出来る』と言う図式を取り入れてます。

新規の読者を獲得するにはこの方法はとても有効な様な気がします。

 

2・ヒット作を出した作者には1年ほどのインターバルを

ヒット作を出した作家の次作のハードルは他のものより数段高い。

これは今シリーズをまとめてきて感じた感想です。

そこで、ヒット作を出した作者に対して1年ほどのインターバルを設ける事を提案します。

しかし、ただ間をあけるだけと言う訳ではありません。その一年間の間に5本ほどの読み切り作品を書いてもらうのです。

それで読者の反応を実際に調べて、次の連載作に向かってもらうという方式。

その一年間に関してはきっちりと生活の保障をすることが前提になりますけどね。

 

3・ストーリー物の長期連載は6年が限界

ストーリー物の連載は一時期盛り上がると、その時の印象だけが先行してしまい、『あれ?あの作品の最終回ってどうなったんだろう?』という事がよくあります。

ストーリー物の一区切りは3年、限界は6年。単行本に換算すると約15巻~30巻が限界だと思います。これは中学生の3年間、および高校の3年に起因します。

 

これですと途中からその作品を知り、後追いで単行本を集めるにしても大きな出費は避けることが出来ます。

 

例えば、はじめの一歩を最近知った若い読者が、今から単行本を揃えようと思うともう無理です。(2016年9月現在で115巻)

こち亀は基本読み切りなので、200巻あっても部分的に切り取って購入していくことが可能ですがストーリー漫画はそんなわけには行きません。

やはり最長でも6年くらいに収まるように考えて行くのがベストだと思います。

 

あとがき

私は週刊少年雑誌が無くなる…とは思いません。それは結果的に漫画全体が緩やかに死んでいくことを意味するからです。

先に書いたように雑誌は横の繋がりを生みます。そしてそれは次へ次へと拡がって行きます。

だから結論として

雑誌は読んだほうが良いと思います

(勿論、漫画に限らずね……。)

 長いシリーズでツッコミどころもあるかと思いますが、読んでいただき感謝します。

本当にありがとうございました。